下の表はトランペット、アルトホルンの倍音を楽譜にしたものです。各段の左に書かれている指使いのままで、息と口のコントロールによって楽譜にあるような音(上手になればもっと多く)を出すことが出来ます。
楽譜に書かれている音は実際に出る音とは違います。
イギリスの
ブラスバンド式の記譜では、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバもこの倍音表を見て下さい。
この表の倍音を音程の順に並べたものが
金管楽器の運指表です。
右から二つ目の音(小さい音符)は音程が低くなるので曲では普通使いません。
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書き方を変えるとこうなります。
倍音によっては1と3や、1と2と3では
音程が高めになることがあります。そういう時にピストンが4本あるユーフォニアムやチューバでは、
4番ピストンを使うとその音程を調整することができます。
1と3のピストンを同時に押さえる代わりに4番ピストン、1と2と3のピストンを同時に押さえる代わりに2と4のピストンを押さえます。
トロンボーン、ユーフォニアム等の実音(楽譜に書かれている音と実際に出る音が同じ)の倍音表です。
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トロンボーンでは1ポジション以外の右から二つ目の音は、スライドで音程を高めに調整して使います。
これも別の書き方だとこうなります。
Bbバス(チューバ)はこの1オクターブ下の音が出ますが、最低音域まで出すのはかなり難しく丁寧な練習が必要です。