スティックを一度振り下ろした時に一度だけ叩くのをシングルストロークと言います。
以前はシングルストロークがかなり出来るようになるまで
ダブルストロークは教えないという先生が多かったようですけど、小学校のバンドで1〜2年スネアドラムを練習したのにダブルストロークを全く知らないというのは実用的ではありません。
スティックをしっかり持てるようになって、シングルストロークの練習を始めたらほぼ同じ頃から平行してダブルストロークの練習も始める方がいいと思います。
スティックの持ち方はとても大切で、練習の前にきちんと教えてください。
持ち方が良くないとこれからの練習が全く無意味なものになります。
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右手のスティックの持ち方は左の画像を参考にして下さい。
親指の腹の部分と曲げた人さし指の第二関節でスティックを挟んで持ちます。他の指は軽く添えるだけにしておき、スティックがドラムのヘッドに当たる瞬間に握りしめるようにします。
両手とも同じようにスティックを持つ持ち方をマッチドグリップといいます。このグリップの場合スネアドラムは左右水平にセットします。
スネアドラムでは他にトラディショナルグリップという持ち方(右手はマッチドグリップと同じです)もありますが、この頃はマッチドグリップで練習しているところが多いようです。
まずメトロノーム
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に合わせて一度叩くことから練習しましょう。
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四拍目でスティックを上げて一拍目で叩くというように、スティックを上げるタイミングもメトロノームに合わせましょう。
それが出来るようになったら、右手だけ、左手だけで続けて叩く練習をします。この片手だけで叩く練習はとても大切です。特に利き手でないほうの手はコントロールしにくいので時間を多めにかけて練習してください。
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右手と左手が同じような感覚で叩けるようになったら両手で交互に叩く練習をします。
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同じ音符の繰り返しが叩けるようになったら、長さの違う音符を組み合わせて叩く練習をしましょう。
四分音符と八分音符をつなぐ
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十六分音符も加える
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八分音符と十六分音符を組み合わせる
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三連符は左右交互にアクセントが付くので特別に練習が必要です。
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アクセントの移動(裏拍にアクセント)
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以上の練習が出来たら全部組み合わせて続けて叩いてみましょう。