合奏にはバンドがゆったりと並べる部屋を選んでください。逆にあまり広過ぎる体育館などでは先生の声が散ってしまって合奏に集中しにくくなります。
音楽室にオルガンや机等が並んでいる所では、それを片隅に寄せるか外に出して広いスペースを作ってください。生徒同士の楽器がぶつからないようにそれぞれのイスの間は十分に間隔を空けましょう。
必要なら先生が音を確認するためのピアノやオルガン、テンポを確かめるためのメトロノーム
![](Metronome.gif)
も用意してください。人数分の譜面台も必要です(コルネット等は2人に1本ずつでも吹けます)。
メトロノーム
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はとても大切です。昔からある振り子式の方がテンポ感がつかめていいと思いますが、電子式のものを使う時には必ず裏拍も鳴らしてテンポ感を出して下さい。
中学校の吹奏楽でも、電気のメトロノームにスピーカーをつないで大音量で鳴らしながら練習しているのを時々聞くことがあります。また、基本練習でリズムを刻んでいる打楽器の音量が大き過ぎて管楽器の音が聞こえないところもあります。そういう状況では先生も生徒も音色を聞くことができません。音色に注意するためには静かな環境が必要です。
楽譜や楽器のケースが足元に散らばっているような雑然とした部屋ではいい音や音楽をイメージすることは難しいと思います。いつも、より良い環境を作ることを考えてください。
また、練習の間にCDを聞いたり、YouTubeやビデオを見たりすることができればいろいろと参考にすることもできますし、自分の演奏を録音したり録画できれば冷静にチェックすることもできます。
<6. 合奏の場所と必要なもの>