<チューニングの注意点-打楽器>
シロフォンやグロッケン等の鍵盤打楽器が入っている場合は、そのピッチに全体を合わせます。
どちらも管楽器とは反対に温度が高いとピッチが下がり、温度が低いと上がります。
ティンパニも毎回チューニングしてください。一度、夏休みに行った学校で秋の音楽会のためにティンパニの音を合わせて欲しいと言われた事がありますが、夏に合わせたまま秋の音楽会で使うのは無理だと思います。
手締めのものはもちろんですが、ペダル式のものも音程をよく聴いて合わせる必要があります。
ペダル式やハンドル式のティンパニに付いているインジケーターはその楽器の最低音の音程を合わせてから、それぞれの音の目安としてセットしておくもので、インジケーターに合わせれば自動的に音程が合うというものではありません。練習や演奏の前に、まずペダルやハンドルで最低音を合わせて、その時のインジケーターの針にその音名のプレートを合わせて準備してください。
スネアドラムやバスドラムはチューニングで音色が変わります。特にバスドラムの音色はバンド全体の音色に大きく影響します。いいバンドやオーケストラの同じ楽器の音をよく聞いて、好みの音色になるまでいろいろ試してみてください。
ヘッドが古くなるといくらチューニングしても思っているような音色にはなりません。ヘッドの状態のチェックも含めてチューニングしてください。