<リズム・パターン>


 リズムは、一つ一つの音符の長さを考えて毎回頭で組み合わせているのではありません。
 四分音符は一拍、八分音符は半拍等と教科書に載っている表のようなことがわかっていても、それだけでは楽譜を見てすぐに演奏することはできません。
 楽譜が読め、すぐに演奏できる人は音符のいろいろな組み合わせを「リズム・パターン」として覚えているのです。
 クラシックの譜面がすらすら読める人でも、ジャズやラテン等の見慣れないリズムパターンを見ると一瞬止まってしまったりする事もあります。ですから、より多くのパターンに慣れている人が、より読譜力があるといえます。

まず2拍単位で思いつくリズム・パターン集を作ってみましょう。



こういうパターンで一つの音や音階等を吹いてリズムを覚えます。



 一通り覚えられたら、さらに十六分音符を加えたパターンも作って練習します。



 音の高さとリズム・パターンを組み合わせたものが曲ですから、こうして分けて覚えたものを組み合わせるために、いろいろな楽譜を見て慣れていけば楽譜を読むことが苦にならなくなってきます。
 最初は、よく知っている歌等を楽譜を見ながら楽器で練習するのがいいと思います。
 聞き慣れたメロディを楽譜で表すとこうなる、というところから自然に楽譜と音の関係がわかってくるでしょう。

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