<楽譜の仕組み>


 楽譜の基本的な仕組みや決まりは説明しましょう。何も説明しないで「生徒は楽譜が読めない」とあきらめている先生が多いように思います。特にへ音記号は生まれて初めて見る生徒も多いので十分な説明が必要です。
 もう、自分がどのようにして楽譜を読めるようになったかを思い出せない方も多いのではないかと思います。
 楽譜は、音楽用語とか音楽的なニュアンスを別にすると、いつから(何拍目から)、どの高さで、どれだけの長さの音を出すかを表しています。いつからと音の長さを合わせるとリズムになります。ですから楽譜を読む練習は音の高さとリズムとに分けて考えれば分かりやすいと思います。

 音の高さはまず楽譜のどの位置がどの音を表しているかを覚えることから始めます。
 こういうところからきちんと教えて下さい。

 これは五線と音符を書いたカードの裏に音名を書いて覚えることも出来ます。
「五線譜カード(共同音楽出版社)」「おんぷカード(くおん出版)」 等のように名刺位の大きさで表に五線が印刷されているカードも市販されています。
 裏に指番号なども書き込んで繰り返して読めば短期間に覚えられるでしょう。

 また調号と臨時記号の違いも説明してください。
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