トロンボーンの課題は、まずスライドの各ポジションをきちんと覚える事でしょう。
他の楽器のように何番のピストンを押さえるとか、このキーを押さえるといった単純なものではなく、スライドの位置は「だいたいこの辺り」というくらいの指導しか出来ません。3、4ポジションはベルの手前とか向こう側とかいう目印がありますが、2、5ポジションはそれさえもありません。
ポジションをきちんと覚えるにはユーフォニウム等と一緒に下のような音形を音程を確かめながら吹くのが一番いいと思います。
最後の7ポジションは小学生には難しい(届かない)ので、6ポジションまでを練習してください
![](TrbInterval.gif)
もちろん先生がピアノやオルガンで音を確かめながら指導する事も出来ます。
![](TrbRange.gif)
音域については、最初にトランペットと同じようにトロンボーンの1ポジションで出る音も楽譜を書いて説明しましょう。
トロンボーンでも一番高いファ
![](TrbHiF1.gif)
つまり
![](TrbHiF2.gif)
まで吹く5年生もいました。
一番低いBb
![](TrbPedal.gif)
はペダル・ノートと呼ばれます。
このペダル・ノートが吹けるようになると中音の音色が急に良くなることもあり、全体に楽器がよく響くようになります。小学生の曲にはまず出て来ることはないと思いますが、ぜひ練習してみて下さい。
コツさえわかれば小学生にも楽に出せます。