<木管楽器の管理>


 木管楽器は丁寧に使っていてもキーがゆがんだり息漏れが起きたりします。ほんの少し息が漏れているだけでも楽器全体が鳴りにくくなります。いつも同じ楽器を吹いていると気がつかないことがありますから、時々同じパートの他の人の楽器を互いに吹き比べてキーの変形や楽器の鳴りをチェックする時間を作りましょう。
 一日に一度は楽器の最低音まで吹いてみる、半音階で全部の音を鳴らすということでも楽器をチェックできます。そのためにも今練習している曲に関係なく、標準的な音域の指を全部覚える事が大切です。
 練習中でも、時々(管の中に水滴が付いていたら)スワブを通して(フルートは掃除棒にガーゼを巻いて)楽器の中の水分をとるようにすると楽器をより長くいい状態に保つことが出来ます。スワブは練習中も譜面台にぶら下げるなどして、いつでも使えるようにしておいてください。
 クラリネットとサックスは休憩時間や楽器を持って移動する時にリードを傷めないように、いつもマウスピースキャップを付けるようにし、オーボエとファゴットはリードを楽器から外してケースに入れるようにしてください。
 フルートのジョイント部分にはグリスを塗ってはいけません。
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